段取りが良いと流れがよくなる

齋藤(2003)によれば、段取りがいいと流れが良くなる。よってサービスの段取りがよくて流れがよければ顧客は快適に過ごせる。


齋藤は、段取り力には場をつくる力が必要だという。場をつくる力とは、全体を大づかみにして押さえるべきところは押さえておくが、新たな展開のときには融通が利く余地を残しておき、突発的な出来事もプラスに転化して取り込める柔軟な力のことである。その場で自由に討論が絡み合ったりすることで、新しい何かが生まれる雰囲気を作り、遊びを作ることのできる力のことでもある。つまり、状況に合わせて、その都度、細かなずらしを行っていく臨機応変な対応力が段取り力というコンセプトに込められていると齋藤は説明する。