2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ストーリーとしての学術論文

学術研究の成果は、論文などの「言葉」によって伝えられる。よって「言葉」の重要性は強調してもしすぎることはない。Pollock & Bono (2013)は、研究者の主な仕事は、重要な問いに答えることと、ストーリーを語ることだという。問いに答えるだけではだめで、…

論文の持つ価値を最大限に高める方法

いくら優れた研究を行っても、論文としてその価値を明確に表現できなければ、評価されることはない。では、論文の持つ価値を最大限に表現するための執筆法はあるのだろうか。Ragins (2012)は、経営学のトップジャーナルであるAcademy of Management Reviewの…

経営・マネジメントの実践に役立つ論文を作成する方法

経営学研究者が論文を発表するジャーナルは、あくまで学術雑誌であって実務誌ではないので、経営理論への学術的貢献は必須である。しかし、それだけではなく、経営学の性格上、論文で発表される研究成果がいかなるかたちで経営・マネジメントの実践に役立つ…

優れた査読を行うための心得

査読雑誌で、匿名審査員が投稿された論文を査読する目的の一つは、当該学術雑誌に掲載される論文のクオリティを最大限に高めるためである。そのため、査読のクオリティも、当該学術雑誌ひいてはその分野の学問の発展のためには欠かせない。 Caligiuri & Thom…