2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

孫子の兵法と立体的・流動的アプローチ

菊澤(2009)は、物理的世界、心理的世界、知性的世界の3つの世界を考慮するキュービックグランドストラテジーの概念を提唱している。そしてこの3つの世界をとらえ、かつ流動的なアプローチをとっている代表例として孫子の兵法を挙げている。 例えば孫子は「計…

「鳥の目」と「虫の目」

篠上は、ビジネスパーソンは「鳥の目」を持って世の中の大きな流れを俯瞰し、「虫の目」を持って現場を見るクセをつけるべきだと言う。時代の流れを大きく、しかも細部にわたってみる力である。鳥の目と虫の目の両方を持っていると、「今何を優先すべきか」…

水の力強さに学ぶ

守屋(2008)は、中国の兵法書をひき「水はきわめて柔弱であるが、行く手をさえぎるものは、たとえ丘陵でもうちくずしてしまうので、変幻自在な戦略に基づいて水のように行動するならば天下に敵するものはないという言葉を紹介している。 守屋によれば、水は力…

麻雀卓は小宇宙

桜井(2008)は、麻雀は流れを読むことが勝負を左右すると言う。流れの性質、その強弱や大小を見取って勝負していくのである。たとえば大きな波と小さな波、強い風と弱い風があるように、麻雀も満貫、ハネ満というような大きな点数がどんどん出る「荒れ場」と…

ノート術で思考を整理し、上手に書く

倉下忠憲氏は、ブログにおいて、思考を整理するためのノート術や、文章の効果的な書き方を紹介している。例えば、メタ・ノートを使ってアイデアを熟成していくプロセスを紹介している。そこで、twitterをメモとして、ノートアプリをノートとして、そしてブロ…

流れを読んで「運」に運ばれる

桜井(2008)は、変化を感じ取り、流れをつかめばおのずと運命は変わっていくと言う。変化をつかみ、その上でさらに自分が望む流れをつくっていこうとするわけである。桜井によると、運には「天運」「人運」「地運」「時運」があり、自然の動き、時と場所の良…

論文執筆で必要なWhyとSo What

論文執筆でとりわけ大切なのが、「Why?」を繰り返すこと。もう1つは「So What?」を繰り返すことである。 論文は論理がつながったものであり、論理に穴があってはいけない。例えば、あることを言おうとした場合に、Why?「なぜそれが言えるのか」「どうしてそ…

流れを心得れば負けなくなる

桜井(2009)は、流れを感じ取る力が勝負で負けない技術につながると示唆する。桜井によれば、勝負も我々が生きる社会も、自然界における川の流れも雲の流れも、絶えず変化している。物事は変化して当然なのだ。いいときもあれば悪いときもある。寄せる波はや…