感性社会の風を感じる

小阪(2008)によると、常に変化する世界で「動きながら考える」ためには、異様な出来事に目を向けるのが良いという。あまたの現象やデータの中から、異様な出来事や異常値を探す。そして「どうして今日突然これが売れたのか」「どうしてこの店だけこれが売れたのか」などを考える。そこに可能性が潜んでいる。そこから飛躍の種が見つかる。ビジネスの数字を劇的に変えてしまうヒントが隠されている。


感性社会では、単一の解がなく、変化が激しい。今日の正解は明日の正解ではない。日々の仕事を通じて、少し変だな、なんだか今までと違っているなと感じたら、それは変わりゆく時代の風を感じている証拠である。


変化が激しい中にいても、時々は立ち止まって周りをよく見ることも大切である。ふと新たな発想がわいたり、道が開けてくることがある。


感性社会では、経験からしか得られない知恵があるので、感性社会のフレームを持って、行動量・経験量を増やすことが大切である。行動量・経験量が増えれば、知識量も増え、ある日劇的に感性情報デザインの「匠」になれる。