構造的コンティンジェンシー理論

開放システムモデル

組織と環境の相互関係に注目
組織は環境に適応しようとする有機

組織の環境

  • 労働力、納入業者、顧客、競争相手、取引関係の他の組織、業界団体、共同体、知識や技術に関わる資源、社会文化的環境・・・

階層的構造・弱連結

  • 組織は下位システムから構成されると同時に、より高次のシステムの一部として存在する(組織内部、組織、組織間)
  • 弱く連結したシステム(ルースカプリング)=環境適応力

構造的コンティンジェンシー理論の命題

  • 最善の組織化の方法は環境特性に依存する
  • 協和仮説:組織内部の特徴(構造)が環境の要求にもっとも適した組織が最良の適応を達成する。

バーンズとストーカー

  • 安定した環境では機械的組織が、変化の激しい環境では有機的組織が必要

ローレンスとローシュ

  • 変化の速い課業環境−非公式構造、安定した環境−公式構造
  • 異なるタイプの環境に必要な組織内部の分化レベルと統合レベルを持つ組織が効率的である。

ウッドワード

  • 生産技術と組織構造の適合性
  • 組織構造は、仕事のルーティン性(予測可能性)に左右される

トンプソン

  • 組織はテクニカルコア=合理システムを保護することによって不確実性を取り除こうとする
  • 緩衝化戦略と橋渡し戦略
  • 長連結型テクノロジー垂直統合
  • 媒介型テクノロジー=顧客拡大
  • 集約型テクノロジー=顧客の取り込み

情報処理モデル(ガルブレイズ)

  • 低い課業不確実性−規則とプログラム、例外処理は階層の上位に
  • 不確実性の高まり−組織が処理する情報量を減少(スラック資源や自律的課業構造)もしくは情報処理力の向上(垂直的情報システムの強化と水平的関係の創設)

組織規模と組織構造(ブラウ)

  • 組織規模は管理者比率を減少させる(直接効果)
  • 組織規模は構造的分化を増加させ、調整コストの増加を招き、管理者比率を増加させる(間接効果)

戦略と組織構造(チャンドラー)