動けば叶う

私は、戦時中に青春時代を送り、その後の混乱した社会を過ごしてきた。そのなかで感じたことは、人の心のうつろいやすさと、時代の大きな波には逆らえないということであった。
だが、流れに呑み込まれてしまうと、いったい誰の人生か分からなくなる。時や場の流れのなかで、いかに自分を失わずに生きていくか。どんなに変化や波乱があっても、悠々と生きるコツがあるのではないか、ということを絶えず考えてきた。

  • 七・三分けの法則:どんなに大変なときでも三割程度の余裕をもっておく。
  • 多重人格発送:激流に呑み込まれないためには、常に自分の中で第三者の目を持っておくこと。
  • 本番主義:自分にとっての本番はいつなのかを考え、そのときだけ全力投球をするが、それ以外は、むしろゆとりをもって好奇心のままに動くこと。