成功の法則

表面が波立っているからこそ、目先の変化にとらわれてはいけない。一段高い場所から、全体の大きな潮流を見ることがますます大切になっている。小さな変化に対応することももちろん必要だが、同時に大きな潮流を見抜いておかなければ、長期的に成功し続けることはできないからである。
いまのような時代には、とりわけそのことが大切ではないかと思う。時代の波に乗ると同時に、一方で変わらない大きな法則、原則といったものをきちんと押さえておくことが、ますます重要になっているのではないだろうか。
(江口 2005:5)

強い熱意があれば、その姿を見て多くの人が協力してくれるようになる。「あの人は熱心にやっているのだから、同じことであればあの人から買ってあげよう」「あの人が気づいていないようだから、これをひとつ教えてあげよう」と、目に見えない加勢が自然に生まれてくる。熱心さは周囲の人を引きつけ、周囲の情勢を大きく動かしていく。
だから、もし望んでいることがうまくいかないのならば、翻ってほんとうの熱意を、自分が持っているのか考えてみる必要がある。
はたして自分の熱意が本物であるかどうか。
芽が出るか否かの分岐点はそこに尽きるのだと言ってよいだろう。
(江口 2005:44-45)