人生を選び抜く

伊藤(2009)は、今の自分は、過去のあらゆる場面において下したさまざまな決断の結果によってできあがっているという。今の自分が過去の選択の結果なら、将来も、自らの選択によって変えられるともいう。選択は結果を生む。毎日毎日の小さな決定の結果が積み重なっていけば、やがては大きな結果となり、他の人の大きな差になるだろう。


今自分を変えられれば、将来も大きく変えられるのだから、今を頑張るべきだ。今を一所懸命生きる人生のプロセスの中で、自分がより納得のいく選択をして、自分を成長させ、心の満足をより多く得て、より多くの人の満足に貢献できたかということが重要になるのではないかと伊藤は言う。


伊藤は、もし何か2つの選択肢があって迷うようなことがあったら、「モチベーションを高められる方」「高いモチベーションを維持できる方」を選ぶべきだという。つまり、ワクワクする方を選ぶ。具体的には、より可能性が開けた方、少し厳しくても自分にしかできない方、モチベーションが維持できる方、ということになる。