宇宙が味方する経営

この世に生きる私たちは、その場その場で、知恵を働かせたり、幸運に喜んだり不運に嘆いたりします。しかし、あとから振り返ってみるとどうでしょうか。それはすべてが備えられた道だったと思えることがあると思います。
運命の流れに身をまかせながらも、つねに人の道にはずれないように心がけ、その中で自分のベストを尽くすことが大切だと思うのです。・・・運命の流れに身をまかせ、その中で力を尽くす−−−これは学生時代から私の歩んできた道でもありました(伊藤 2006:30-31)。

メモ:トランプのメタファーとも似ている。配られて来るカードは「運命」。この流れ自体は自分のコントロール外である。しかし、どのカードを切るかは自分の判断。そこでベストを尽くすことは可能。そしてさらに、自分の切ったカードが、将来配られてくるカードの配列に影響を与えるのである。

宇宙の進化の気流というと難しく聞こえるかもしれませんが、要するに、正しい目的に向かって進むということです。
・・・もちろん、進化を意識していなくても、うまくいくときは何ごともプラスの方向に循環していきます。どなたにも経験があるでしょう。「おや、なんだか、何もかもうまくいくな」と感じたときは、うまく気流に乗っている証拠です。
一方、うまくいかないときは、悪循環をしています。こんなときは、進化の気流に乗っていないのです。進化の流れにうまく乗りながら、自分の想念が集中できれば、そのパワーは何倍にも増幅していい循環をもたらします。しかし、いくら想念を集中しても、進化の流れに逆らうとうまくいきません(伊藤 2006:821-82)