リクルートの社訓

リクルートの(昔の?)社訓に、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というものがある。
http://www.spirits.cc/naitei/06/re-1.html
http://www.srk.ne.jp/rex/interview02/


これは、最近はやりのクランボルツの「計画的偶発性理論」とも通じるところがある。クランボルツは「キャリアの80%は、予期しない偶然の出来事によって形成される」と説く。ただし、偶発的な出来事によってキャリアが形成されていくにしても、自分にとって好ましい偶然の出来事がより起こるように、日ごろから能動的な行動パターンを取っている人には、そうした偶然が起こる可能性が高くなる。好ましいキャリアを築いていくためには、好ましい偶発的な出来事が起こりやすくなるよう、自分から仕掛けていくべきであるというのが、この理論の考え方である。
http://www.innovative.jp/bookreview/career.html
http://blog.goo.ne.jp/nyantasista


つまり、待っているだけでは、自分を有利に導いてくれる偶発的・予期せぬ出来事も起こらないのである。自分から積極的に動いてこそ、つまり、環境に働きかけてこそ、何か思いがけない機会が生じる可能性が高まるのである。そして、結果的には、自分が生み出した機会によって、自分自身が鍛えられたり、予期せぬ新しい展開になったりすることによって、自分自身が変わっていく(成長していく)のである。