世界経済の流れに沿う資産運用法

中原(2008)によると、世界経済の流れと掴み、世界的な流れに従うことが、運用の基本である。

すべての事象には必ず流れがあります。人生にしたって、資産運用にしたって同じです。よい流れのときには勢いを味方につけて流れに乗り、悪い流れのときには自重しておとなしくしていることが勝者の条件であります(p114)。

経済には拡大と後退、または好況と不況を繰り返すトレンドがある。そこで、世界経済が拡大期にあるときは積極的な運用(株式中心)を、後退期には安定的かつ防衛的な運用(株式は持たない)を心がける必要がある。資産運用では、リターンの追及よりもリスクのコントロールが勝敗を決めるのである。


よって、投資の基本は次の2つである。
1)世界経済の大きな流れに従う
2)運用を休む期間をつくる

  • 経済の後退期に、リスクの高い金融資産を現金に換えて、運用を休む


そのために、相場の上昇トレンド、ボックストレンド、下降トレンドを見極め、良い流れには積極的に乗り、悪い流れのときは自重する。