大学生のアルバイトの現状

大学生のアルバイトの現状(國學院大學経済学部 2004年度「アンケート調査実習B」 )
http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2004/i/parttime.html

「あなたがしているアルバイトはなんですか」と質問した【単純集計】の結果は、飲食店が一番多く47.6%であり、ついで販売員が18.8%、サービス業が17.6%、肉体労働が5.9%、その他が5.3%であった。飲食店が一番多い理由は、一人暮らしの学生には心強い味方であろう、‘まかない’であるかと推測できよう。。また、飲食、販売、サービスという三つから、接客業の比率が極めて高いという事がわかった。性別では(表5-2)、女性の飲食業は61.3%と男性の飲食業の35.6%の約2倍いっている。その次にサービス業と販売員と続いている。飲食店が多いのは夜バイトする人の合わせやすいようになっているのではないだろうか。


問 35で「あなたが今やっているアルバイトは何で知りましたか」と質問した【単純集計】は、求人広告が一番多く55.9%であり、ついで友達が20.0%、アルバイト場所に張り出されているチラシが17.6%。その他が5.3%。であった。求人広告は、土日の新聞折込チラシ、出版社から出ている雑誌などが挙げられる。これらの情報誌は簡単に手に入る点が、最上位になった理由だろう。おもに求人広告が半数を占めておりその次に友達からの紹介が続いている。これはアルバイト情報誌が頻繁に出ておりそれを見て情報を得ているからだと思う。


問 36で「アルバイトを決める上で重要な点をどこにおきましたか」と質問した【単純集計】結果は、時給が59.4%と一番多かった。ついで、立地が23.52%。その他が11.2%、将来のために役に立つが4.7%であった。アルバイトは学生の生活基盤であるため、時給が一番多いのも当然であろう。就職情報誌などで、アルバイトは就職活動の良いアピールポイントになりうるとの記事を目にしたことがあった。そのことから、学生が就職に対する不安から、将来の役に立つ アルバイトを選んでいるのかと予想していたのだが、そうでもない結果を得たことが興味深かった。

2005年度

問12で「なぜあなたは現在のアルバイトをしているのですか」と質問した【単純集計】の結果は、「お金がほしいから」が44.7%ともっとも多く、「社会勉強のため」が13.5%、「将来役に立ちそうだから」が12.9%であった。

2006年度

問28で「現在、アルバイトをしている理由は何ですか。あてはまるものすべてに○をつけてください」という複数選択可の設問の無回答は0人だった。【単純集計】の結果、全体として、「生活のため」が57.3%、ついで「買いたい物がある」が51.6%、「交際費」34.7%と、この三つが主な理由で、ほかには時間にゆとりがあるから14.5%、仲間が出来るから13.7%、将来の夢に繋がる12.1%、特に理由はない8.9%、その他3.2%と続いた。
 男女で比べて10%を越えているものには(表3-7-1)、男性では、生活のため55.0%、買いたいものがある41.7%、交際費30.0%、時間にゆとりがあるから11.7%と4項目に絞れるのに対して、女性では、買いたいものがある61.3%、生活のため58.1%、交際費38.7%、仲間が出来るから22.6%、時間にゆとりがあるから17.7%、将来の夢に繋がる16.1%、とくに理由がない11.3%と幅広く理由が分布しているのがわかった。