2009年度・組織論(阪大学部)講義ページ

お知らせ

  • 7月15日(最終日)の講義にどうしても出席できず、アンケートを別途回答したい方については、以下のようなかたちで対応します。
    • 講義後日に、経済本館3階にある「経営系準備室」にて、アンケート調査票と回答票を受け取ってください。
    • 回答後、本館1階の教員用メールボックスに投函してください。
  • 7月1日から2日にかけてアンケート調査1の回答を教員用メールボックスに投函してくれた方(2名)、学籍番号と氏名の書かれた回答票も出してください(名前をカウントするため)。
  • 6月24日の授業内容は、経営者の思考様式と経営学に関するDVDを視聴し、第2回アンケートに協力可能な方は回答していただきます。
  • 皆さんに協力いただいているアンケート調査の入力作業を行うアルバイトに興味のある人は、授業後にコンタクトしてください。
  • 新型インフルエンザにともなう休講措置(5/20)により講義日程を変更しました。
  • アンケート調査の実施予定を掲載しました。講義日程を参照してください。
  • 講義時間中にアンケートを提出できなかった場合は、本館1Fの教員用メールボックスに投函してください。

講義スライド

こちら

補足資料(テキストに関連しないトピックスも含みます)

企業文化論補足資料
http://d.hatena.ne.jp/tomsekiguchi/00040202

組織文化論補足資料
http://d.hatena.ne.jp/tomsekiguchi/00040201

新制度派組織理論補足資料
http://d.hatena.ne.jp/tomsekiguchi/00040203

補足資料番外編
http://d.hatena.ne.jp/tomsekiguchi/00040204

7章・8章補足資料
http://d.hatena.ne.jp/tomsekiguchi/00040205

時間・場所

水曜2限、1番教室

講義の目的

現代社会において、「組織」はなくてはならない存在です。わたしたちは、いろいろな形で組織にかかわって生活しています。例えば、組織の一員として仕事をしたり、組織が提供する商品やサービスを消費したり、自ら組織を作ったりしています。みなさんも、卒業後どんな仕事をしていくにせよ、どんな生活をしていくにせよ、なんらかのかたちで「組織」とかかわっていくということは避けられないでしょう。したがって、大事なのは、組織とはいったい何なのか。組織は現代社会において、どのような振舞いをするのか、などについて深く理解することです。


組織は得体の知れないものでもあります。例えば、組織は、商品やサービスを安定的に生み出す機械にたとえられることもありますが、わたしたちが組織を動かす歯車の1つとして末端に属している場合はもちろん、組織全体のトップになったからといって、組織を自分の思うように動かすことはそう簡単にはいきません。また、組織はそれ自体が意思を持っている生き物であるかのように振る舞い、組織同士がより集まって集団を作ったり、組織が分化してスピンアウトしたり、組織同士が合併したりどちらかが吸収されたりすることも起こります。


本講義では、わたしたち人間の意志を超えたレベルの法則性にしたがって行動しているようにさえ見える組織について、その組織を動かす「見えない力」としての「制度」や「文化」に焦点をあてつつ、経営学における組織論の基礎知識にもところどころで触れながら、解説をしていきたいと考えています。そうすることによって、わたしたち自身が、組織に呑み込まれたり、組織に振り回されたりすることなく、組織とうまくつきあっていくための知恵を導くことを目的とします。また、将来、経営幹部として組織を動かしていく立場になったときに役立つ洞察を得ることも狙いとします。

講義スケジュール(変更の可能性あり)

1. (4/8) イントロダクション(序章)
2. (4/15) 企業文化1(1章)
3. (4/22) 企業文化2(1章)
4. (5/13) 組織文化の光と影(2章)
5. (5/20) 休講
6. (5/27) 組織アイデンティティ(3章)
7. (6/3) 効率性モデルを超えて(4章)
8. (6/10) 組織は流行にしたがう(5章)[アンケート1]
9. (6/17) 新制度派組織理論のレンズ(6章)
10. (6/24) 特別トピック [アンケート2]
11. (7/1) 文化の呪縛からの脱却(7章)
12. (7/8) 文化の起業家・制度の起業家(8章)
13. (7/15) 最新の組織研究 [アンケート3]