流れ論

http://www.ix3.jp/hiii/02mahken/1-06nagare.htm

麻雀に対する基本的な考え方に、オカルトとデジタルというものがある。オカルト(occult)とは、流れ・運・ツキなどを重視する考え方で、流れ論を提唱した阿佐田哲也氏に始まると言われる。麻雀は 4人の運の奪い合いで、流れ・ツキ・勢いなどによって勝敗が左右されるものである。流れ論は、デジタルとの対比で、オカルトと言われるようになった。

スポーツ、特にプロ野球の結果報道において、「流れ」という言葉をよく耳にする。ある選手のヒットやエラーなどによって「ここで流れが変わった」という言い方である。毎晩のスポーツニュースにおいて多用される表現である。
・・・では、監督・選手・プロ野球解説者は、試合が始まる前に、どこで流れが変わるか、予測できるであろうか。試合が始まる前でなくとも、試合中にある選手のヒットやエラーの発生時点で、「今ここで流れが変わる」と、確信できるのであろうか。
麻雀において、結果を見て、「あの時に流れが変わった」とプロ野球の結果報道のアナウンサーや解説者のように言うのは表現の自由であるが、実際のプレイ中に、その流れ論を生かすことができなければ、流れを語る意味はない。

  1. 現在の流れの実態把握 … 現時点でどこにどのような流れがあるのか。
  2. 将来の流れの予知 … 今後、どう流れが変わるのか、続くのか。
  3. 流れを変える対処行動 … 何をする(しない)ことによって流れを変えるのか、続けるのか。


http://www.asamiryo.jp/pil17.html