レポート課題

レポートテーマ:リサーチ・プロポーザル

本学期でカバーされた内容のうち、自分が最も関心のある分野を選び、その分野に関するリサーチ・プロポーザルを作成してください。関心のある事項が複数の分野にまたがるような場合には、複数の分野を盛り込んだものでも構いません。


リサーチプロポーザルのアプローチとしては、以下の2つが考えられます。自分に合ったほうを選択してください。なんらかの実証研究(経験的データを用いた研究、例えば統計資料、質問紙調査、実験、インタビュー調査など)を提案してください。

問題解決型(実務家志望向き)
  • 実際のマネジメントに関わる具体的な問題(例、どうすれば効果的な方法で優秀な人を採用することができるだろうか。どうすれば研究開発部門の生産性を高めることができるだろうか)を選び、その問題を解決するためには、どのようなリサーチが考えられるかを提案する。基本的には仮説検証型となる。このアプローチは、経営コンサルティングでも多くとられるアプローチである。よって、特定の企業に対し、その企業のHRMや組織のマネジメント方法を改善するために必要なリサーチを提案するようなかたちでもよい。
一般理論構築型(研究者志望向き)
  • より応用範囲の広い、すなわち汎用性の高い理論構築(例、モチベーション理論、リーダーシップ理論、採用の理論、報酬設計の理論)のために、どのようなリサーチが考えられるか、提案する。これは多くの場合、既存の理論やモデルを修正したり、洗練化したり、もしくは否定して新しいものに塗り替えたりする作業になる。優れた学術論文につながるようなリサーチプロポーザルであるのが望ましい。そのためには、該当する分野の学術論文に目を通しておくのもよい。

リサーチプロポーザルのフォーマット

アプローチによって違いうるが、例としては、おおむね以下の通り。これに従わなければならないわけではない。

  • 分野の設定、問題定義
  • 既存の知識の整理(テキスト・文献などから)
  • 研究方法、計画、デザイン
  • 予想される結果
  • 考察、結論

レポートの分量

6000字(A4で5枚程度)以内(目安)

レポートの提出締切

春学期末