労働側がコーポレートガバナンスに与える影響に関する命題
企業内での代表権
- 企業内における労働者代表権が強い国では、労働側は、企業内部における経営参加による影響力の行使を志向する。
- 企業内における労働者代表権が弱い国では、労働側は、企業外部からの圧力による影響力の行使を志向する。
技能形成
- 市場ベース、政策による技能形成を中心とする国では、労働側はポータブルスキルを獲得し、外圧による影響力の行使を志向する。
- 企業内技能形成を中心とする国では、労働側は企業特殊的技能を獲得し、内部による経営参加に基づく影響力の行使を志向する。
経営側の特徴がコーポレートガバナンスに与える影響に関する命題
キャリアパターン
- 経営者の市場性がクローズドである国では、経営者は企業に高いコミットメントを示し、機能志向である。
- 経営者の市場性がオープンな国では、経営者は大きな自律性を持ち、財務志向である。