コーポレートガバナンスの経営学的基盤

マネジリアリズム・所有と経営の分離

  • 企業所有者(実質所有者・主権者は株主か従業員か?)と経営主体(トップマネジメント、経営者)の分離。

エージェンシー理論からの視点

ガバナンス(統治)機構

  • 統治機構の構造・特徴・プロセスが、実際に代理人たる企業経営者の態度や行動に影響を与え、その経営行動が企業業績や企業の社会責任行動に影響を与える。
  • では、具体的に、どういった統治機構の構造・特徴・プロセスが、どのように企業経営者の行動や実際の企業経営に影響を与えるのかの理解が必要
    • もっとも多くの実証研究が行なわれているのが米国

モニタリング機能

  • 取締役会の独立性(どれくらいトップマネジメントの影響を受けず、独立な立場から経営を監視することができるか)
    • 取締役の構成(内部・外部取締役比率、取締役の年齢構成など)
    • 取締役の選任(専任に、経営者の影響をどれくらい受けるか)

資源依存理論

  • 企業の存続は、外部資源に依存している。外部資源のコントロール可能性が企業業績や企業存続に大きな影響を及ぼす
  • ガバナンス機構における、外部とのネットワーク、例えば外部取締役が、外部資源の獲得に影響


企業民主制:市民権者の経営への参加