2011-01-01から1年間の記事一覧

優れた論文を書くための修辞学的テクニック(1)

科学は客観的であるというイメージがあるが、知識の社会構成の視点からすると、科学的な知識や発見であっても、それ自体が初めから独立した価値があり、当該分野に貢献できるわけではなく、あくまでそれを取り囲む研究者が、その知識や発見が価値があると認…

ウィキペディアで学ぶ組織論

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組織論 科学的管理法 官僚制 アンリ・ファヨール ホーソーン実験 チェスター・バーナード ハーバート・サイモン 経営管理論

直観力を鍛えて運を味方にする

中山(2010)は、「運」というのは半分は偶然であり、半分はその人の責任だという。そして、偶然性の存在を認識しつつも、「自己責任」においてできるだけ運を味方につけるには、「直観力」をつけることが重要であることを示唆する。 では直観力とは何か。中山…

Journal Ranking

Journal Ranking in OB and I/O Psychology JCR 2009 IF 1. Research in Organizational Behavior (ROB) 2. Personnel Psychology (PPsych) 3. Journal of Applied Psychology (JAP) 4. Organizational Behavior and Human Decision Processes (OBHDP) 5. Or…

simple slope analysis

Probing interactions in multiple linear regression, latent curve analysis, and hierarchical linear modeling: Interactive calculation tools for establishing simple intercepts, simple slopes, and regions of significance http://www.people.ku.…

参考図書

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ネゴシエーション ハーバード流交渉術ハウツー本の文庫かと思いきや、実は交渉学発展の礎となった歴史的名著です。原著とも日本語訳ともややこなれないために、少なくとも2〜3回は読み直さないと、本書のすばらしい点が伝わってこないのですが、読み返すた…

社会ネットワークに関する研究ノート

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赤門ビジネスレビューの「経営学輪講」に、以下のようなネットワーク理論関連の研究ノートがある。すべて、ダウンロードは無料。 http://www.gbrc.jp/journal/amr/rinko.html 若林隆久 (2011) 「ネットワークの接続のメカニズム―経営学輪講Powell, White, Ko…

社会ネットワーク理論の参考書

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増田直紀 2007「私たちはどうつながっているのか―ネットワークの科学を応用する」(中公新書) 増田直紀・今野紀雄2006「「複雑ネットワーク」とは何か」(ブルーバックス) 安田雪 2010「「つながり」を突き止めろ 入門!ネットワーク・サイエンス 」(光文社新…

研究活動のヒント

安田(2010)の著作は、ネットワーク・サイエンスのものであるが、ところどころに研究活動のヒントとある記述がある。たとえば、江崎玲於奈氏の「能力の必然と偶然の女神の共同作業である発見の喜び」という言葉を紹介している(p.119)。これは、茂木健一郎氏も…

投稿論文の長い旅5

投稿論文の査読結果が、修正後再投稿(Revise and Resubmit or R&R)となったものの、多くの場合、編集委員および査読者の修正要求は気が遠くなるほど厳しく見えたりするため、とても修正できそうにないような思いと闘いつつ、自分に鞭打って修正原稿と長い手…

川の流れのように

吉田(2003)は、時間を自分の意志でコントロールしようとする意識を持たない限り、時間にただ流されるばかりの生活となりかねないという。たった一度の人生を時間の流れに身をゆだねる穏やかなだけで終わらせたくない人にとっては時間攻略は重要だと説く。 私…