佐倉(2009)によると、組織の中で出世する３つの要素は、職業能力に加え、運と人脈である。ビジネスの正否を決めるのは「運」が半分であり、巡り合わせこそ、ビジネスの本質だと言う。しかもその「運」は「人脈」が運んでくれるものだと言う。
また、「ツキ、ヒキ、アキ」という言葉も紹介している。つまり、まず、自分の能力を必要とする状況になるなどの「運＝ツキ」がなければならない。そして、自分を引き上げてくれる上司からの「ヒキ」がなければならない。そして何よりも、望むポストの「アキ」（空き）がなければならないということだ。
運を持ってきてくれるのは、自分自身が持っている人脈である。自分の知らないところでいい波形の「波」が生まれれば、それが巡り巡ってある日ある時自分のところに「幸運」を運んでくれるのだと佐倉は言う。
