Appreciative Inquiry

構築主義

構築主義によれば、(人智を超えた)絶対的な真実や決定的な言葉は存在せず、誰かとともにより良い未来を探求し、共に創り上げていく以外の真実はない。絶えず真理が生み出される理論的枠組みとは、昨日の世界の見取り図を示したり説明したりすることではなく、実現の可能性に向けて開かれたわれわれの明日を解き明かすための枠組みである。構築主義は、知らず知らずのうちにわれわれが「客観的」「変えようがない」と思い込んでいる事実のすべてに大きな疑問符をつきつけることにより、無限の可能性を切り開く。

同時性

潜在力の探求と変革の実現は同時に生み出される。潜在力の探求(=変革の可能性に関する問いかけ)により、変革の種が育つ土壌(人々が想いを語り、何かを発見し、学び、対話を通じて将来の姿を見通すことになる場)が構築される。

期待形成

将来における潜在力の発揮をイメージすることから前向きな行動が生み出される。人々が共に未来への夢と希望を抱き、これを互いに語り合うことによって、絶えず組織変革を実現していくことが可能になる。生き生きとした想像の力が、全体の向かうべき方向を決める。