9月4日「グローバルHRM」の講義にむけて

リーディング資料

1) グローバルな人的資源戦略(浅川和宏「グローバル経営入門」)
2) 文献サーベイと研究視点の設定(白木三秀「国際人的資源管理の比較分析」)
3) 国際化のための適材適所システム他数章(キャメルヤマモト「グローバル人材マネジメント論」)

9月4日までの課題

1.質問事項およびディスカッション論点の整理
講義の最初に、リーディング資料中のわかりにくい用語や内容についての質疑応答を行いますので、聞きたい箇所を整理してきてください。また、リーディング資料にもとづいて、講師、メンバー、ライブ講師らとともにディスカッションしたい論点をいくつか準備してきてください。


2.設問
リーディング資料を読んだうえで、以下の設問について考えてきてください。講義中にディスカッションを行います。


自社を念頭に置いて(自社のグローバル化の度合いにかかわらず)、


1) グローバルな視点から企業を引っ張っていく「グローバル人材」を拡充していくためには、採用や育成その他の人事施策をどのように行っていくべきであるか。
2) 日本からの海外赴任者に対する選抜方法、事前準備、現地での報酬パッケージ、現地でのサポート体制、および帰国後の処遇についてのシステムをどのように設計するべきであるか。
3) ローカル人材のマネジメント(採用、配置、教育、評価、処遇、労使関係など)をどのように行っていくべきであるか。その中でも特にチャレンジングな部分はどこで、それに対してどう対応していくか。
4) 海外拠点のHRMにかんして、日本型HRM(もしくは日本における自社のHRM)を現地に移植していくという方針をとるか、それとも現地の雇用慣行に即したHRM、つまり現地の企業の多くがとっているHRM方針を優先するか。
5) 結局のところ、グローバルHRMとはいったい何か。それをどう実現していくのか。


3.グローバルHRMの企業事例紹介
日本企業以外の外資系企業を1社選び、その企業がどのようなグローバルHRMを実践しているのかについて、インターネットその他の検索を駆使して探し出し、講義中に簡単に紹介してください。口頭のみの紹介でも構いませんし、ハンドアウトを用意してきてもらっても結構です。事例となりそうな企業の例を思いつくままあげておきます。これらの企業以外でももちろん構いません。

ハイアール、サムスン電子、インフォシス、GE、モトローラ、コカコーラ、ネスレ、ABB、ユニリーバシーメンス、P&G、ジョンソン&ジョンソン、マッキンゼー・アンド・カンパニー