総額人件費管理マニュアル
河合 克彦・著
http://www.e-sanro.net/sri/books/syoin/syj01/syj01_25.html
私は、総額人件費管理は人件費を抑える道具ではないと考えている。これでは「縮みのスパイラル」に陥って、企業はますます縮こまってしまう。むしろ総額人件費管理は企業を活性化させ、新たな付加価値を生み出す促進剤のようなものであると考えている。このような視点に立って、本書を執筆した。
すなわち、総額人件費管理とは次の4つの内容をもつものとしている。
（1）人件費を総額でとらえる
（2）事前管理である
（3）総額でとらえた人件費の額（パイの大きさ）を決める仕組みである
（4）パイの中の配分を決める仕組みである
総額人件費管理の目的が違えば総額人件費管理のとらえ方も異なってくるので、目的をどのように考えるかは大変重要である。
（1）人事政策の立案
（2）人件費政策の立案
（3）成果配分のため
