「激流に身を任せるように働け」

リクルートワ−クス研究所・大久保幸夫氏に聞く新入社員の働き方
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/interview.cfm?i=20070706cm000cm&p=1

若いころの仕事は、いかだくだり型です。その後、山登り型に転換していきましょう。


若いころには、自分が鍛えられるような川、激流を選びましょう。その川で、とりあえず、いかだを漕ぎ出す。これが就職なのです。いかだで激流を下っているわけですから、手を抜いている暇はないんです。気を抜くと転覆してしまいます。毎日毎日、目の前のことで一生懸命なはずなんです。


就職して最初のころにやりたいと思ったことはけっこう変わります。いろんな機会を通じて、最初の10年くらいの間に、自分の山を見つけましょう。そのまま川くだりを続ける人がいますが、これはキャリアデザインとしては失敗です。キャリアの漂流と呼んでいます。


決めたからには、その分野では社会的に尊敬される立場を目指しましょう。気を散らさず、エネルギーを集中しましょう。ただ、山登りは長い道です。途中で休んだり、水を飲んだり。これがワークライフバランスです。長く、キャリアを歩み続けるためには必要な考え方です。ただ、ワークライフバランスは30代になってから、考えれば十分です。