セレンディピティ

セレンディピティ

偉大な発明やイノベーションは、それが起こるかどうか、いつ起こるかは予想できない。偶然の産物のように思える。しかし、偶然起っても、後から振り返れば必ず因果関係が存在する。つまり、起こるべくして起こったということがいえる。偶然を起こすような下地のある人のところに幸運はやってくる、あるいは種が撒いてあるところにしか芽が出ない。

小さな変化を見逃さない

セレンディピティを自分のものにできる人は、ちょっとした変化に敏感に気づく人である。そのためには常日頃から物事をよく観察し、データをきちんと収集、分析しておく地道な努力が必要。

引き寄せの大きな力を感じる

宮永(2006)は、科学の世界にはセレンディピティが満ち溢れており、大切なことは、その偶然を偶然と思わず、人知を超えた力による導き、引き寄せと感じ取れる感性を持つことだという科学者のコメントを紹介している。そういうと胡散臭く思えるかもしれないが、人知でこの世の複雑な因果関係を理解する程度は知れている。だから、自分を超えたなんらかの大きな力に運ばれている(まだ人類にはわからない、ある意味神秘的に見える因果関係に運ばれている、操られている)と信じること自体、悪くない。