九州シリコンシーベルト

http://www.jasva.org/BN/cluster/kyushu2004.htm

シリコンシーベルト福岡プロジェクト推進の中核拠点である福岡システムLSI総合開発センターが2004年11月4日にオープンします。
その中に、日本半導体ベンチャー協会九州JASVAの事務所も開設し、九州の半導体ベンチャーの連携、支援拠点として新たな展開を開始します。
また、半導体関係の技術と市場を評価するネットワーク型組織半導体目利きボード(STM)が9月6日にNPO法人(特定非営利活動法人)として成立、本格的活動を開始しました。
さらに、福岡県知的クラスター創成事業の集中研究所(FLEETS)も福岡システムLSI総合開発センターに移転し、同センターの試作・検証ラボと連携するなど成果のさらなる展開に踏み出そうとしています。

また、地域経済界や全国企業、福岡県等が設立した地域密着型ベンチャーキャピタルである九州ベンチャーパートナーズ株式会社が組成していた九州IT・半導体ファンドも9月にはファンド設立総会を行い、投資開始の準備に入りました。
このように、福岡・九州のシステムLSI設計等半導体産業の高度化と活性化を進めるシリコンシーベルト構想にとって、次への飛躍の条件が整備されつつあり、福岡システムLSI総合開発センターのオープンを契機に、九州を中心とする半導体関係者を結集し、これら新たなハード及びソフトのインフラ整備の状況を発表するとともに今後の半導体産業の展開と課題を考える関係組織による合同フォーラムを開催するものであります。

ASVA会長/ザインエレクトロニクス(株)代表取締役 飯塚哲哉氏
・・・変化の時代:ベンチャーが重要な役割
新時代は知と個の時代である。個とIPにより価値は創造される。均質性から多様化へ、人事制度の改革、因習的な昇進制度の廃止等が必要。ベンチャーの為にJASVAを創設、今後スピンオフベンチャーへの期待がたかまる。何故なら原始的ベンチャーではもう間に合わないとの認識による。スピンオフベンチャーは文化的に抵抗が少ないなどの利点がある半面 中途半端になる恐れもある。尚、スピンオフベンチャーのために半導体スピンオフ基金の創設を構想。