ザインのR&D

ホームページより
http://www.thine.co.jp/corporate/r_and_d.html

ザインエレクトロニクスは、研究開発型企業であり、特化した競争優位の製品群を生み出すための回路設計を中心とした研究開発が企業としてのコアファンクションです。


ザインエレクトロニクスの製品は、ファウンドリ選択の自由度を保持するため、成熟した半導体プロセスを前提とした設計となっています。すなわち、他社よりも一世代か二世代遅れたプロセスで同等の性能を実現しており、例えば、他社が 0.25〜0.35umの設計となっているのに対して、0.5umのデザインルールを採用し、歩留の向上を図っています。
一方で、成熟したプロセスを利用しても、ザインエレクトロニクスの製品は、仕様上も競争優位となっており、高速、低消費電力、広い動作マージンを誇り、価格プレミアムを正当化する要因となっています。
・・・設計の限界に挑戦する際の高速アナログ回路の扱いに熟知した人財、CMOSプロセスの経験が豊富な人財、半導体のエネルギーバンド構造を含む物性物理も解析可能な人財も擁する複合的なプロジェクト編成が可能。
・・・開発時間短縮のため社内外のIPコアの積極的活用、戦略的アライアンス形成によるIPの相互供給、IPコア市場への参画を行っています。また、設計ツールのみならず開発推進のために、高速ミクストシグナル・テスタを導入し、高速信号評価テスティング技術の確立も行っています。


ザインエレクトロニクスでは、応用製品メーカでもある大手IDM(Integrated Device Manufacturer半導体の設計開発から生産まで垂直統合されたメーカ)からグラフィックスLSIメーカなど特色ある技術を持つベンチャー企業をカバーして、戦略的開発アライアンスを形成しています。こうしたアライアンスのパートナーに選択的にザインエレクトロニクスのキーとなるIPコアを提供することにより、アライアンスを強固なものとしています。


独自技術による優位を保護するため、ザインエレクトロニクスは多数の特許出願をしています。画像表示駆動回路、同期回路、デジタル・アナログ変換回路、CMOSプロセスによるダイナミックメモリ構成、画像データのエンコード方法、クロック信号発生方法など、回路設計のみならず、半導体プロセス、信号処理方式など多岐にわたっているのが特長です。