戦後ビジネスモデルの特徴

http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/pol003j/html/pol01.html

製造業を主体とした戦後のビジネスモデルは、ソニー、ホンダ、京セラ等のベンチャー企業から大企業に急成長した企業を含め、大企業による企業系列を中心とした縦形のクローズドな企業形態であり、基礎研究,応用研究、材料開発、部品製造、商品開発、アッセンブリ、販売、修理等一連のバーティカルなサプライチェインの効率運用による付加価値の追求を目指していた。
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戦略発想はそれほど必要でなく管理手法が尊ばれた。このオペレーション・インプルーブメント・モデルにおいては、目を外部に向けるよりも、外部の協力を得るよりも、とにかく内部に取り込んでよく教育し少しでも競争会社より効率を上げることが重要であった。効率を上げることによりさらに売り上げシェアーが上がり、より大量生産のメリットを享受できた。クローズドな自系列内のみでの情報の交換で多くの暗黙知によるスピーディな経営が多くの付加価値を生み出した。