大阪大学経済学部専門セミナー(人材マネジメント)

お知らせ

  • チーム・プロジェクトの中間報告は、11月8日と12月13日を予定しています。
  • 10/18に、各チームの名称と、リサーチテーマ、簡単なリサーチスケジュールを発表してください。

授業内容

授業内容:企業で働く人々のポテンシャルを最大限に活用し、企業の業績向上に導くのが、人材マネジメントの狙いです。今年度は、人材マネジメントの中でも、わが国にとって喫緊のテーマである「グローバル人材マネジメント」を中心に、テキストの輪読・議論を行うとともに、簡単なリサーチを実施します。近年のビジネス・経済のグローバル化の進展とともに、わが国の企業にとっても、ビジネスの主戦場が新興国を中心とする海外にシフトしてきています。そこで、今後の企業経営にとってますます重要となってくるのが、グローバルに活躍することができる人材の獲得や育成です。これは、グローバルに活躍できる日本人社員の育成といった狭い意味のみならず、国籍を問わず優秀な人材を獲得し、グローバルな視点から適材適所を図っていく人材マネジメントのあり方を意味しています。このような「グローバル人材」をいかにして獲得し、どのように育成し、どのように管理していけばよいのかについては、多くの日本企業にとって、従来型の日本的経営、日本型人材マネジメントからの転換を伴う、重要な経営課題となりつつあります。このようなトピックスについて考えるために、毎週、決められた発表担当者(もしくは担当チーム)が、テキストの該当する章についてミニ・レクチャーを行うと同時に、クラスの議論をリードします。それと並行して、チームごとに、なんらかの具体的事例についてリサーチを行い、その成果を学期末に発表してもらいます。

教科書(生協にて販売)


海老原嗣生 2011「もっと本気で、グローバル経営 ―海外進出の正しいステップ」東洋経済新報社

セミナーでは、学生が中心となって毎回のトピックについて発表をしたり議論をしたりする。毎回出席は基本。やむを得ず欠席する場合には事前に連絡を入れること。

毎週の発表

担当する章について、事前にハンドアウト(レジュメ)を作り、授業当日にメンバー全員に配布したうえで、ミニ・レクチャーを行う。

セミナーのメンバーと議論したいことについて「ディスカッション・クエスチョンズ」を複数準備してくる。それに基づいてクラス全体で討論するさいの司会役を果たす。

チームごとのリサーチ

チームごとに、本セミナーの内容と関連するトピック(例、○○株式会社のグローバル人材マネジメントの仕組み、○○業界におけるグローバル・キャリア)を1つ選び、それについて学期中にチームでリサーチを行う。リサーチ結果を、学期の最後の2回で発表する。

リサーチは、新聞、文献の検索や、場合によってはインタビュー調査なども活用して情報を仕入れ、それに基づいた分析レポートを作成する。


リサーチの実施にあたっては、経済学部資料室を活用する(豊富な資料やデータベースがある)。ウェブサイトは、経済学部のウェブサイトからのリンク、もしくは以下のアドレス。
http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/library/global/g_shiryo.html

セミナー日程(変更の可能性あり。ブログでチェックのこと)

(1) 10月4日:オリエンテーション(担当割、チーム編成)

(2) 10月11日:序章

(3) 10月18日:1章「海外進出の正しいステップ」(1)

(4) 10月25日:1章「海外進出の正しいステップ」(2)

(5) 11月1日:2章「本気の海外進出を惑わす諸問題の傾向と対策」(1)

(6) 11月8日:2章「本気の海外進出を惑わす諸問題の傾向と対策」(2)

(7) 11月15日:3章「超大手企業のグローバル化を解剖する」(1)

(8) 11月22日:3章「超大手企業のグローバル化を解剖する」(2)

(9) 11月29日:4章「本格進出した「ステージ4企業」の将来像」(1)

(10) 12月6日:グループ作業

(11) 12月13日: 4章「本格進出した「ステージ4企業」の将来像」(2)

(12) 12月20日:5章「日本国内のグローバル化」(1)

(13) 1月10日:5章「日本国内のグローバル化」(2)

(14) 1月17日:グループ発表

(15) 1月24日:グループ発表