テキストの読み方

テキストを読み進めるときには、以下の点に留意して読むのがよいです。

研究者志望の場合

テキストの内容が、どのような研究(内容、手法)の結果に基づいて書かれているのかについて考える。テキストは、これまでの膨大な研究の蓄積によってできており、新しい研究成果が出るごとに中身がアップデートされていくものである。そういったテキストを読みながら、対象となる分野でこれまでにわかってきたことと、まだわかっていないことを整理して考えてみる。そして、自分が研究者になったならば、どのような形で(どのような研究を行なうことによって)、マネジメントの実践に役立つ、信頼性の高いテキストの発展に寄与することができるのかを考えてみる。

実務家志望の場合

テキストの内容は、アカデミックな研究成果に基づいて書かれた事柄が多いが、常に現実の世界にあてはめながら読み進める。そして、ほんとうにテキストに書かれている内容が、現実の世界と合っているのか、合っていないのかを考えてみる。さらに、自分が経営者であるならば、もしくはマネージャーであるならば、どのようなかたちでテキストの内容をマネジメントの実践に活用するだろうか考えてみる。自分がマネジメントの実践をしている当事者のつもりで読み進めるのがよい。