http://aom.pace.edu/amjnew/contributor_information.html
The mission of the Academy of Management Journal is to publish empirical research that tests, extends, or builds management theory and contributes to management practice. All empirical methods―including, but not limited to, qualitative, quantitative, field, laboratory, meta-analytic, and combination methods―are welcome.
Academy of Management Journal（以下AMJ）の使命は、マネジメント（経営）の理論を検証、発展（拡張）、そして構築し、マネジメント（経営）の実践に貢献する「実証研究」を掲載することです。このような使命に沿ったどのような実証研究--定性的（質的）研究、定量的（数量的）研究、フィールドスタディ、実験室（実験）研究、メタ分析、そして複数の研究手法の組み合わせ（ただし以上の方法に限るものではありません）--も歓迎します。
To be published in AMJ, a manuscript must make strong empirical and theoretical contributions and highlight the significance of those contributions to the management field. Thus, preference is given to submissions that test, extend, or build strong theoretical frameworks while empirically examining issues with high importance for management theory and practice. AMJ is not tied to any particular discipline, level of analysis, or national context.
AMJに掲載されるためには、実証的にも、理論的にも、両方において強く貢献し、その貢献が、マネジメントの分野に有意義であることを強調するものでなければなりません。ですから、AMJが好む論文というのは、マネジメントの理論と実践にとって非常に重要な事柄について実証的に吟味し、強力な理論的フレームワークを検証、発展（拡張）、構築するような論文なのです。
Two of the most common sources of manuscript rejection involve: (1) creation of new, weakly validated measures when well-validated ones already exist, and (2) implementation of flawed research designs. Because both these features are determined at the research design stage, authors should seek peer review of their research designs and instrumentation before collecting their data.
AMJに掲載不可の判断をされる最も共通する理由は次の２つです。
- すでに十分に妥当性が確保された測定尺度が存在するにも関わらず、実証研究において新しい尺度を構成し、しかもその妥当性が十分に確保されていないような場合。
- 不適切な（方法論上の間違いを含む）研究方法で実証研究が行なわれている場合
コメント：実証研究をすでにやってしまった後で、論文を執筆する段階になってこれらの問題を修正することは不可能。したがって、優れた学術雑誌に実証論文を掲載するためには、研究デザインを十分に吟味しておくことが非常に重要である。
Meaningful new implications or insights for theory must be present in all AMJ articles, although such insights may be developed in a variety of ways (e.g., falsification of conventional understanding, theory building through inductive or qualitative research, first empirical testing of a theory, meta-analysis with theoretical implications, constructive replication that clarifies the boundaries or range of a theory).
AMJのすべての論文には、理論的に意味のある新しい含意や洞察が示されなければなりません。ただし、そのような洞察は様々な方法で導くことができます。例えば、次のようなものがあります。
- 伝統的な現象理解（通説）を覆すような発見や理論であったりすること
- 帰納的手法もしくは定性的な手法によって新しい理論を構築すること
- 理論的な含意を持つメタ分析
- 既存の理論が適用できる範囲や限界を明確にするような建設的な追試
コメント：つまり、実証したことがどれだけマネジメントの理論や実践にインパクトがあるかということが優れた学術論文を書くために重要なのである。
The best submissions are those that identify both a compelling management issue and a strong theoretical framework for addressing it. We realize that practical relevance may be rather indirect in some cases; however, authors should be as specific as possible about potential implications.
AMJには、マネジメントの実践に関する非常に重要な事項に言及し、それに対して強力な理論的フレームワークを提供するような「マネジメントの実践」に貢献するような論文が求められます。そのような実践への貢献は、しばしば間接的な場合がありますが、研究がもたらす含意については、論文では、できるだけ特定的（明確に）しておく必要があります。
