組織論(阪大学部)講義ページ

お知らせ

  • (4/8)初回の授業で教科書の第1章は終わりです。説明していない部分もあるので、第1章を読んで内容を理解しておいてください。来週は2章に入るので予習しておいてください。
  • (4/17)来週は教科書の第3章を扱います。あらかじめ教科書を読んで内容を理解してきたうえで講義を聞くと理解がすすむと思います。
  • (4/30)来週は、教科書の5、6章を飛ばして、7章を扱います。7章は2週連続で解説する予定です。事前に読んできてください。
  • (5/9)次回5/14は7章の後半部分を扱い、その次の週の5/21は、いったん5章の前半を少しカバーしたあと、メインとして8章を解説します。8章も2週にわたって解説する予定です。予習をしてきてください。
  • (5/23)次回5/28は制度論の続きを説明し、その次の週6/4は、これまでの復習と簡単な練習問題をやる予定です。
  • (5/31)次回6/4は、これまでを振り返りつつ練習問題を行います。6/11は、教科書の9章を説明します。
  • (6/11)次回6/18は、第6章の資源依存理論を解説します。アンケート調査も実施します。
  • (6/18)本日何らかの理由で欠席してアンケートに答えられなかった人は、来週の講義(6/25)にも配布しますのでそのときに回答してもらえるとよいです。第2回目のアンケートは7月9日です。なお、次回は第10章のネットワーク理論を解説します。
  • (6/23)かねてからお知らせのとおり、7月2日は休講です。間違えないようにしてください。
  • (7/10)最終回の7/16は、一学期間で学んだ内容のまとめを行なう予定です。アンケート票の残部も持って行きますのでこれまで回答を逸した人で協力したい方は回答をお願いします。

アンケート調査のお知らせ

シラバスでお知らせしたとおり、組織論に関係するアンケート調査を実施します。今回は、第1回調査(6月18日実施)と第2回調査の(7月9日実施)の2回の調査に協力していただいた場合に、ボーナス点を差し上げます。

時間・場所

水曜2限、5番教室

講義内容

現代社会において、「組織」はなくてはならない存在です。わたしたちは、何らかの形で組織に関わって生活しています。例えば、組織の一員として仕事をしたり、組織が提供する商品やサービスを消費したり、自ら組織を作ったりしています。しかし、組織は得体の知れないものでもあります。組織は、商品やサービスを安定的に生み出す機械にたとえられることもありますが、わたしたちが組織を動かす歯車の1つとして末端に属している場合はもちろん、組織全体のトップになったからといって、組織を自分の思うように動かすことはそう簡単にはいきません。また、組織はそれ自体が意思を持っている生き物であるかのように振る舞い、組織同士がより集まって集団を作ったり、組織が分化してスピンアウトしたり、組織同士が合併したりどちらかが吸収されたりすることも起こります。こう考えると、組織というのは、わたしたち人間の意志を超えたレベルの法則性にしたがって行動しているようにさえ思えてきます。そこで、本講義では、現代社会における組織の振る舞いが、どのような法則性にしたがっているのかについて、経済学や社会学など、さまざまな理論的パースペクティブを用いながら理解していくことにします。そうすることによって、わたしたち自身が、組織に呑み込まれたり、組織に振り回されたりすることなく、組織とうまくつきあっていくための知恵を導くことを目的とします。

講義予定暫定版(変更の可能性あり)

1. (4/9) イントロダクション(さまざまな組織)
2. (4/16) 内部組織の理解(合理的システム)
3. (4/23) 内部組織の理解(自然システム)
4. (4/30) 組織の進化(組織の環境適合・戦略と組織)
5. (5/7) 組織の進化(構造的慣性)
6. (5/14) 組織の進化(組織エコロジー
7. (5/21) 組織と制度(制度、文化)
8. (5/28) 組織と制度(流行、同調、同一化)
9. (6/4) 組織と環境まとめ
10. (6/11) 組織間関係(経済学的モデル)
11. (6/18) 組織間関係(資源依存モデル)
12. (6/25) 組織間関係(ネットワークモデル)
(7/2) (休講)
13. (7/9) 組織間関係(ネットワークモデル2)
14. (7/16) 組織間関係まとめ