宅急便のビジネスモデル

宅急便が創造されたポイント

  • 大和運輸は、企業を相手にした商業貨物輸送を続けていたのでは勝ち目がなかった。起死回生の手段が必須であった
  • 牛丼店から業態絞込みのヒントを得る
  • 家庭から家庭への配送をどの運送会社もやっていない。ライバルは郵便小包国鉄のみ
  • 採算性が問題。それは密度の問題だと気づく。荷物単価も商業輸送に比べて高い
  • 商品の差別化の必要性
  • 主婦の支持を得るために分かりやすい商品化
  • 翌日配送を実施
  • 拠点、ネットワークの構築、山岳地帯や離島まで
  • サービスが先、利益は後
  • 運転手をセールスドライバーに

対企業のサービスと、対個人のサービスの間で大きく違うのは、
・一つ一つの荷物は小さいこと(小口であること)
・対個人には、不在があること(荷物を届けても消費者がいない状態。)
ではないかと考えています。

http://takuhaibin-inoue8.blogspot.jp/2011/12/blog-post_1499.html

洋服のお古を、千葉に住んでいた弟の息子に送ってあげようと思った。ところが、運輸業の社長である自分に送る手段がない。当時の運送会社はもっぱら企業を顧客としており、家庭から出る細々とした荷物など相手にしていなかったからだ。


家庭から家庭へと荷物を運ぶサービスをうまく商品化すれば、主婦に買ってもらえるはずだ。

私の履歴書 復刻版 小倉昌男 17回
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