ヤマト運輸の成長を支える需要創出サイクル・モデル

木川(2013)は、ヤマト運輸の成長を支える、次のような好循環のサイクルを紹介している。

  1. オンリーワンの商品を生み出す
  2. ライバルの参入を受け入れ、競争環境を生み出す
  3. 拡大する市場の中で圧倒的なナンバーワンになる
  4. 最終的にデファクトスタンダード(事実上の標準)となる

宅急便を生み出した小倉昌男氏にしても、そのビジネスモデルを作ったことだけがすごいのではなく、オンリーワンの商品を生み出した後で、追随する同業者と競争して市場を広げ、その中で圧倒的なナンバーワンになる努力をしたところがすごいという。