推敲の重要性

「(自分が)書きやすいものは、(読者には)読みづらい。ラクして書いたものは、読むのに苦労する。反対に苦労して書くと、読む方は、読みやすい」(内藤国夫氏の指摘)


「自分が作家だと思わないで、『職人』だと思ったほうがいいですよ。どんな職人でも、一人前になるには最低10年はかかるでしょう。ノンフィクションを書くというのも、年季のいる仕事でね。一人前になるには、15年は覚悟しておいたほうがいいんじゃないかな。毎日の仕事を、職人みたいにコツコツと積み重ねていくことですよ」(本田靖春氏から野村進氏へのアドバイス

推敲のさなかに「もうこの辺でいいだろう」と中途半端なところで妥協してはならない。自分がすっかり納得できるまで、書き直しをすることが、文章上達の秘訣である。