http://japan.cnet.com/column/market/story/0,2000055915,20053231,00.htm

ところが、3月6日に親会社の新日鉄が突然「新日鉄化学を株式交換方式により、7月末に完全子会社化する」と発表したのだ。株式交換とは、M&A (企業の合併・買収)や持ち株会社設立の際に株式の移転を簡単にする制度である。買収の場合、買収される企業の発行済み株式と親会社が新たに発行する新株を交換するかたちをとるため、買収される側の一部株主から反対があっても親会社はその企業を100%完全に子会社化できる。そして当然のことながら、完全子会社化された企業は上場廃止となる。この株式交換による完全子会社化は、IT不況が深刻化してきたここ数年の“トレンド”ともいえるだろう。昨年10月には親会社の松下電器グループの再編に絡んで、松下通信、松下精工、九州松下電器、松下寿電子の優良ハイテク企業4社が同時に上場廃止となり、オーディオメーカーのアイワもソニーの完全子会社化によって株式市場から退場していった。


ソニー、アイワを完全子会社化後に吸収合併
−アイワブランドは存続
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020927/sony.htm

9月27日発表

 ソニー株式会社とアイワ株式会社は27日、各々の取締役会において、12月1日付けでソニーがアイワを吸収合併することを決議したと発表した。

 両社は既に10月1日付けで、アイワが株式交換によりソニーの完全子会社となることが決定している。そのため、今回の合併に関する決議は、完全子会社化の完了を条件とし、合併契約書は10月1日に締結される予定。合併方式は、ソニーを存続会社とする吸収合併方式で、アイワは解散する。なお、100%出資子会社との合併となるため、新株式の発行および合併交付金の支払いは行なわれない。