将棋は他力

将棋って、基本的に他力本願なんですよ。こちらが指した瞬間に相手がすべての選択肢を持てるわけですから。ほんとに自分の力だけではどうにもならないところがあります。技をかけるときにも、自分の動きで、というより、相手も力も利用してかけにいく。自分で何とかするよりも、相手に何とかしてもらおう、という部分は、かならずあります。


プレジデント2005.12.19(羽生善治・好調キープの秘訣は年間20敗にあり)