アナログ技術

ミックスドシグナル

デジタル信号とアナログ信号を1チップで処理する回路は、ミックスドシグナル回路と呼ばれている。電子機器の小型化・省電力化に重要な技術である。
アナログ技術は、以下の課題がある。

  • 設計の自動化が難しい
  • エンジニアの技術力に頼った手作業に近い設計
  • デジタル技術への傾斜でアナログ技術者の絶対数不足
  • 装置内の信号の相互干渉を防ぐのが難しい
  • 動作電圧を落とすと深刻な性能低下をもたらす

http://www.dir.co.jp/research/report/hitech/010901hitech.pdf

アナログは連続的変化に対し、デジタルは階段的な変化を意味します。電子回路技術において、アナログ電子回路は元信号を忠実(相似形)に増幅するというような技術で、回路技術の優劣により歪特性やS/Nや回路構成によるコスト差などが生じる技術で、ノウハウや熟練による設計力が発揮できる技術であると言えます。・・・ベテランの回路技術者は独自の回路方式を考案し、それが商品価値やブランド力の向上に繋がりました。
http://www.engineer-style.jp/websemi/05.html

システムLSI

LSIはLarge Scale IntegrationCircuitの略。素子数が1000〜10万程度の集積回路(IC)を指す。大規模集積回路と訳されており、これをさらに複数組み込んだものがシステムLSI。すなわちSoC(System on a Chip)と同義と考えていい。

CMOSプロセス

CMOS はComplementary Metal-Oxide Semiconductorの略で、半導体の製造プロセスの1種。LSIを作るにはCMOSプロセスとBipolarプロセスとBi-CMOSプロセスの3種類があるが、低消費電力かつ高集積化しやすいメリットからCMOSプロセスが主流となっている。
http://resource.renesas.com/lib/jpn/recruit/qrenesas/index.html