おしらせ
- 最終レポート課題をCLEにアップロードしました。
- 2月8日(火)に、(10/19)分の補講を行います(おなじ時間・教室)。
- 12月21日は、特別講義(講師:戎谷梓助教)となります。教材はCLEにアップロードしてありますので、ダウンロードして事前に読んできてください。ホームワークの提出はありません。
- 教室が演習室2に変更になりました。詳しくはKOANの情報か教務係まで。
コース概要
本コースの目的は、組織に関する基本的な理論枠組みを概観するとともに、具体的な事例への適用を通じて、組織管理の実践に役立つ知識を獲得することである。本コースで主に取り扱う組織論の理論枠組みとしては、組織構造に関する理論、組織と経営環境との関係についての理論、および組織変革の理論である。これらの理論枠組みを用いて、実際の組織管理の事例についての理解を深めることを目的とする。
学習目標
- 組織論における基本的な理論枠組みを理解する。
- 組織論の理論枠組みを用いて、実際の企業事例を分析することができるようになる。
- 組織における意思決定者に求められる知識やスキルを獲得する
教材
- 論文集:CLE (cle.koan.osaka-u.ac.jp)にて配布する。
- 企業ケース:本コースで用いる企業ケースは、ハーバード大学のサイト(hbsp.harvard.edu)で購入する。以下のアドレスから購入すること。
http://cb.hbsp.harvard.edu/cbmp/access/54263493
- 日本版も日本ケースセンター(www.casecenter.jp)で購入可能。ただし紙媒体のみで、価格は割高。
使用言語
基本的に使用言語は日本語とするが、プレゼンテーションやディスカッションなどでは英語も可とする。
授業形式
学期の前半は、論文のプレゼンテーションと、それに基づくディスカッションを中心に行う。学期の後半は、企業ケースを用いてケースメソッドが中心となる。
プレゼンテーション
学期の前半は、担当する論文の受講者によるプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションでは、論文のエッセンスを紹介するとともに、補足で説明が必要な箇所はそれを追加的に調べたうえで紹介し、必ず、具体的な事例を用いてその論文がどのように実践に役に立つのかを説明すること。具体的事例は過去の企業事例のような歴史的なものでもよいし、最近のニュースになっているような企業事例でもよい。
ホームワーク
学期の前半は、テキストの内容の理解度をチェックするためのホームワークを課す。学期の後半は、ケースメソッドによる授業となるため、ケースをあらかじめ読み、ディスカッションクエスチョンへの回答をホームワークとする。ホームワークは、毎週、授業開始前までにCLE経由で提出すること
学期前半:論文の要約と実践へのインプリケーション(論文の知識は現実の経営にどのように生かされるか)(A4用紙1ページ)
学期後半:企業ケースのディスカッション・クエスチョンズへの回答(A4用紙1〜2ページ)
提出日・学籍番号・氏名を明記のこと
成績評価
- 通常点80%(積極的学習姿勢、プレゼンテーション、発言のクオリティ、ホームワーク)
- 期末試験もしくはレポート20%
日程(休講など、日程変更がありうる)
第1回 (10/5) イントロダクション
第2回 (10/12) 組織構造の理論1 Organizational structure 1 (Pugh)
第3回 (10/19) 休講
第4回 (10/26) 組織構造の理論2 Organizational structure 2 (Williamson)
第5回 (11/2) 状況適合理論1 Contingency theory 1 (Burns; Pfeffor & Salancik)
第6回 (11/9) 状況適合理論2 Contingency theory 2 (Lawrence & Lorsch, Donaldson)
第7回 (11/16) 組織変革理論 Organizational change (Pittigrew)
第8回 (11/30) 組織生態学理論 Population ecology (Hannan & Freeman )
第9回 (12/7) 新制度派組織理論 Neoinstituional theory (DiMaggio & Powell)
第10回 (12/14) ケース1 グーグル (Keeping Google “Googley”)
第11回 (12/21) 特別講義(組織と言語)
第12回 (1/11) ケース2 ソニー・ヨーロッパ (Sony Europe (A))
第13回 (1/18) ケース3 P&G (P&G Japan: The SK-II Globalization Project)
第14回 (1/25) ケース4 新生銀行 (Shinsei Bank: Developing an Integrated Firm)
第15回 (2/1) ケース5 GE's Two-Decade Transformation: Jack Welch's Leadership
補講 (2/7) 総括 Q&A