組織管理に関するリサーチプロポーザル
課題の目的
この期末レポートの目的は、組織管理のクラスで学んださまざまな理論的知識を、具体的な組織のマネジメントの分析に活用することによって、実践に使える知識やスキルにまで昇華させることです。
課題内容
組織管理のプロフェッショナルとして、特定の組織におけるマネジメント上の問題を解決するためのリサーチ・ベースド・コンサルティングの企画を行なってください。つまり、想定されるクライアントに対するリサーチ・プロポーザルを作成してください。
まず、現実に存在する組織をクライアントとして想定してください(世間に知られている企業でも、個人的にアルバイトなどで関わった組織でもよい。また、企業でなくても、大学の組織、サークル組織、部活動組織、ボランティア組織などでもよい。そして、その組織のマネジメント上の問題(実際に起こっている問題、または起こりうる問題)および、その問題解決の方法を、仮説ベースで示してください。そしてその仮説を検証する方法もあわせて提案してください。
プロポーザルの構造(このとおりである必要はありません)
- 対象組織の概要
- 想定される組織管理上の問題(例、従業員のモチベーション問題、リーダーシップの問題、組織文化の問題)
- 問題の構造分析(クラスで学んだ諸理論を用いて、論理的かつ厳密に)
- 問題解決のための代替案の提示(複数案の提示により選択幅を持たせるのが望ましい)
- 各代替案の論理的説明(クラスで学んだ諸理論を用いて)
- 仮説(マネジメント上の問題と代替案の問題解決効果)を検証するためのリサーチの提案(問題に対するあくまで仮説でしかない提案を、確からしいもの、実際に企業業績につながると確信できるものに発展させるためのリサーチ)
- 予想される結果と結論(最終提案)
レポートの形式
特になし。丁寧かつわかりやすいプロポーザルの作成を心がける。目安として、A4用紙4枚以上。
期限
7月末日。提出先は教務課(掲示をチェックのこと)。
レポート採点基準
問題の分析や解決策の提示においてクラスで扱った理論をどれだけ活用しているか。特に、適切な理論やモデルを用いているか、分析のロジックは厳密か。
クライアントの立場から見てどれだけ魅力的な(実際のリサーチにお金を払う価値のある)プロポーザルか(実現可能性、リサーチの効果性、組織業績向上へのインパクトなど)