波に乗る(おっちょこちょいな人になる)

「時流に乗る」というのも大事。どんなすばらしいことでも時機を逸したら決して上手くいかない。なんでこんなのが、と思われることも時流に乗れば思いがけなく大成功する。
とんでもない札束まみれのバブルがやってきたかと思ったら、ほんの数年で怒涛の大不況になり、そうかと思ったら、また数年でバブルが再来するシリコンバレー。バブルが来たら、たとえそれがバブルだと思っても乗る。全てが怒涛の勢いで起こる中、正しい判断(波に乗っている)なのか、間違った判断(波にのまれている)なのか、などと哲学的沈思黙考をするよりも、そこでどーんと打って出る。そういう少々おっちょこちょいな人の方が「時流に乗る」ことができる。見ているだけでは波に乗ることはできないのだ。・・・もちろん、ここでは、「人生のリスクマネジメント」が大事になる。・・・渡辺(2006)