プロマネは飛行機の操縦と同じ

プロジェクトマネジメントとは、飛行機の操縦と同じだと思うようになりました。飛行機事故の99%は、ほんのわずかな時間である離陸か着陸の時に起きています。プロジェクトマネジメントも同じで、最初の立ち上げと最後の締めの段階がとても難しいものです。離陸と着陸をパイロットがしっかりとやっているように、ここは我々マネージャーもしっかりと管理する必要があります。特に離陸が大事で、いったん軌道に乗ってしまえば、メンバーに自由にやらせて少し身を引くという意識的なギアチェンジが重要だと思います(BCG森健太郎氏のコメント)。

内田和成(2007)「コンサルティング入門」ゴマブックス

コメント

あるフィギュアスケート選手との雑談で、演技では、最初の滑り出しが最も重要で、そこでうまくいければ後は流れにのって順調に演技が出来ることが多いというコメントがあった。滑り出した時にはじめて思ったよりも緊張していたりすることに気づいたり、体が思うように動かなかったり、逆に予想を超えてうまく滑ることができたり、なかなか難しいものであろう。そして、いったん軌道に乗れば、後は、体が動くままに、つまり流れに任せて滑ることができるのであろう。個人競技の例だが、上記のプロジェクトマネジメントの感覚に似ている。