流れから降りる

1つの流れにどこまでもついてゆくのはいいが、1つの流れやブームは必ずどこかで終る。この流れを先回りして、流れが止まる前にその流れからおりることが大切だ。特に事業ではそうだ。この流れからおりられないのはちょうど落ち目のタレントを使ってコマーシャルをうち、せっかくのいい商品の売れ行きを悪くするのと同じことだ。
そして、その状況につかまると1つのチャンスがいつも常態の顔をしてでてくるが、このチャンスは時流に遅れたものであることが多いし、自分でもこれら時代遅れのチャンスの中の1つを選択してしまう。他の種類のチャンスを選ぶということがむずかしくなる(山田 1994:108)。