シリコンサイクル

http://e-words.jp/w/E382B7E383AAE382B3E383B3E382B5E382A4E382AFE383AB.html

 半導体業界の景気サイクルのことで、過去40年近くに渡って4年ごとに浮き沈みを繰り返している。
 半導体産業は中長期的には高い伸び率を維持しているが、製品の世代交代の時期に急激な需給のアンバランスが発生し、好況と不況をほぼ一定のサイクルで繰り返している。
 具体的には、新しい世代の製品が登場すると、各社そろって大型の設備投資を進めるため、需要と供給のギャップが急激に広がり、値崩れが発生する。コスト競争を優位に進めるためには他社に先駆けて新世代製品を大量生産する必要があるため、どうしてもこのような突発的な供給過剰状態が起きてしまう。

http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_money/w004708.htm

シリコンサイクルとは、3〜4年周期で繰り返すと言われる半導体市況のサイクル。
半導体の素材となるものがシリコンであることが多いために、半導体市況のサイクルをシリコンサイクルと呼ぶようになった。半導体は技術進歩が早いので、設備投資の計画や在庫管理などが難しい。そのために、在庫循環による市況の動きが極端に大きくなりやすい。半導体は産業のコメと呼ばれるように、その価格変動は産業界への影響が大きいために、シリコンサイクルが景気サイクルの大きな要因になっているとも言われる。

http://www.disco.co.jp/jinzai/surd/silicon.html

シリコンサイクルとは半導体業界の景気のサイクルをいいますが、成長を続けている市場でこのような景気循環がなぜ起きるのでしょうか。その「犯人」は半導体の需要と供給のバランスにあります。皆さんの身近な携帯電話でも、メールやカラー画面、画像送信など、便利な機能が普及するとそれだけ多くの半導体が必要です。半導体はその用途の拡大や技術革新により、需要は伸び続けています。それにも関わらず需要と供給のバランスが崩れるのは、次のようなメカニズムによるものです。
需要が成長し供給を上回ると、各社とも売上を拡大しようとして設備を増強します。しかし、増強した設備が過剰になると、半導体の供給が需要を超え在庫となり、その結果価格が落ち、各社の収益を圧縮します。しかし、半導体の需要は確実に成長しているので、また需要が供給を上回るというメカニズムを繰り返します。
つまり、需要は伸び続けているのに対し、供給過多や過少になることで需要と供給のバランスが崩れ、景気が良くなったり悪くなったりするのです。これがシリコンサイクルの正体です。