組織管理(阪大院)講義シラバス

コース概要

本コースの目的は、組織行動学(Organizational Behavior: OB)の基本的なフレームワークやコンセプトを概観することである。組織行動学(OB)とは、組織における人間行動の理解を通じて、効果的な組織管理を実現しようとする学問分野である。将来、経営者やマネージャーとして組織の運営にあたっていく人々(人を動かして仕事をするひと)にとってとりわけ重要なスキルセットを含んだ分野でもある。

テキスト

S. P. Robbins & T. A. Judge, Essentials of Organizational Behavior: 9th International Edition (豊中生協書籍部にて販売)

輪読形式

受講者の人数によるが、各週において、1名〜数名の担当者を決める。その担当者は、責任をもって該当するトピックについて準備を行ない、当日は発表(レクチャー)およびディスカッション・リーダーとしての役割を担う。当日の担当者ではない受講生も、必ず事前に該当するトピックについて予習を行ない、クラスにおけるディスカッションに備えてくること。

発表の方法

担当者は、テキストの与えられた章を、わかりやすく解説する。方法は、ハンドアウト、パワーポイントなど何を利用してもよい。また、担当しているトピックが、現実のマネジメントの実践とどう関わっているのかについて、できるだけ現実のケースを紹介しながら解説を行なうのが望ましい。さらに、クラスでどのような議論をしたいか、ディスカッション・クエスチョンを考えてくる。発表時間の目安は、講義時間の半分(45分)程度。残りの時間をケースディスカッションなどに用いる。

ホームワーク(2週目以降、毎週)

復習クイズ

http://wps.prenhall.com/bp_robbins_eob_9/(もしくは、http://www.prenhall.com/robbins/ からcompanion websiteを選択)を訪れ、該当する章の選択式クイズ(Chapter Quiz: Multiple Choice)に回答する(何回トライしてもよい)。結果を、自分自身およびosakadaigaku@gmail.comのメールアドレスに送信する(自分自身に届いたほうは証拠として保管しておく)。正誤クイズ(True or False)もやる(回答を送信する必要はない)。

成績評価

通常点(50%):少なくとも学期中1回は担当する発表の内容、普段のクラスにおける発言などの貢献度、およびホームワーク

期末レポート(50%):詳しくは学期中に説明する。