クラスフォーマット

本コースの目的は、組織行動学(Organizational Behavior: OB)の基本的なフレームワークやコンセプトを概観しながら、実務家志望の受講生には、OBの研究成果がどのような形で経営の実践に役立つのか、そして研究者志望の受講生には、経営の実践に寄与する今後OBの研究課題としてはどのようなものがあるかを考える機会を与えることである。


本コースでは、実務的にも役立つ内容を目指すが、アカデミックな視点、リサーチ的な視点も重視する。研究による成果の蓄積を通じた知識体系を、実務の世界と対比させることによって当該分野の理解を深めることを重視する。


受講者の人数によるが、各週において、1名〜数名の担当者を決める。その担当者は、責任をもって該当するトピックについて準備を行ない、当日は発表(レクチャー)およびディスカッション・リーダーとしての役割を担う。

発表の方法

当日の担当者は、テキストの与えられた箇所について、わかりやすくレクチャーを行なうことが求められる。方法は、ハンドアウト、パワーポイントなど何を利用してもよい。また、担当しているトピックが、現実の組織管理の実践とどう関わっているのかについて、できるだけ現実のケースを紹介しながら解説を行なうことが求められる。さらに、クラスでどのような議論をしたいか、ディスカッション・クエスチョンを考えてくる。よって、担当者の準備は、テキストを読んで理解する以上の作業を伴う。