経営学にとっての統計学

経営学にとっての統計学とは

限られたデータ(サンプル)から、確率的な考え方を用いて、可能な限り正しい結論を導き出す技術(ロジック)。

  • 少ない費用で正しい判断、結論を導き出すことができる → 利益に直結
  • 間違った推論、判断、意思決定を発見することができる → 利益に直結

すなわち、正しい判断・意思決定を行うことによって、学問の発展に寄与することや、企業経営に貢献することができる技術。

経営学で用いる統計学でおさえておくべきこと
  1. データの要約(度数分布、平均、分散など)
  2. 確率変数と確率分布(統計的推論の基礎となる知識)
  3. サンプルと母集団(サンプルの分析を通じて対象全体の情報を引き出すための予備知識)
  4. 推定(サンプルの分析から対象(母集団)における真の値を見つけ出すためのロジックとスキル)
  5. 検定(対象(母集団)に関する仮説の真偽を判断するためのロジックとスキル)
  6. 相関分析、回帰分析、分散分析(変数間の関係を調べるデータ分析の基礎)
少し時間をかけて理解しておきたいポイント
  1. 確率変数の平均、分散、確率分布と確率密度関数
  2. 母平均・母分散と標本平均・標本分散、そして「不偏分散」と「自由度」の意味と理解
  3. 中心極限定理
  4. 区間推定(母平均、母比率、母分散の推定)
  5. t分布、カイ二乗分布、F分布の意味と理解
  6. 帰無仮説と対立仮説を用いるロジック
  7. 共分散と相関係数
  8. 再生二乗法と決定係数
  9. 多元配置の分散分析