流れのイメージを用いた記述

モーニング編集部・朝日新聞社(編)(2011)では、自分の人生を見つめなおすというテーマで著名人のコメントが記載されている。そこには以下のような流れのイメージを用いた記述も見られる。

勢いという意味では、若いころのようにはいきません。上昇するピークは過ぎて、かつてのようなエネルギーでエンジンを吹かせることはできないと思います。
でも、うまくやれば高度を落とさずに飛び続けることはできる。そして高度を落とさずに飛んでいれば、いつか上昇気流がやってきて、またふわっと昇る瞬間が訪れるかもしれない。・・・(庵野秀明氏)

・・・だから、僕をはじめ芸術にたずさわる人間には、いかにして時代の流れに逆行するか、情報の土石流に飲み込まれないか、というところが勝負になる。分業化の誘惑に流されず、もっと自給自足であることを意識してね。・・・(横尾忠則氏)