エージェントベースモデリング

エージェントベースモデリングとその応用
http://www.absss.titech.ac.jp/project/6_kijima.html

複数の自律的決定主体の相互作用の構造とそれが創発するシステム特性に関して、数理モデル、シミュレーションモデルを始めとする重層的モデリングアプローチを行う。具体的には、階層構造を仮定した交渉過程の分析、誤解と相互理解の創発現象の解析、感情や非合理性を織り込んだ意思決定の分析モデルの開発、等を統一的視点のもとで行う。


シミュレーションを組み込んだ参加型合意形成および決定の支援方法論を構築する。 具体的には、ソフトシステムアプローチとシミュレーションモデルの融合による革新的な 支援方法論の開発を狙う。

社会システム理論
http://www.absss.titech.ac.jp/project/7_imada.html

トップダウンによる上からの管理ないし計画的変動ではなく、ボトムアップによる構成要素のシナジー(協同現象)ないし個別主体の反省的振る舞いからの秩序生成を探求することで、エージェントベースの社会システム理論の構築をめざす。


エージェントの行為に利他性や道徳規範を導入して、オブジェクト指向のシミュレーションを適用し、協力関係や社会秩序の生成メカニズムについて解明する。手法は主として進化ゲームや遺伝子アルゴリズムを使用する。


自発的市民活動の支援や地域活性化のためのオンライン議会の制度化など、ボトムアップな社会システム形成に関する理論化とその実践的課題について、数理モデルの構築や計算機上の設計をおこなうことにより、エージェントベースの社会システムを実現する。